去年につづき、今年もいってきました!
手作り紅茶のワークショップ。
穴水「ふるさと体験村 四季の丘」にて。
主催は能登で紅茶のお仕事をされてるkanaさん。
講師は「和紅茶」という名を生んだ、
我らが(!?)赤須治郎先生です。
近くの農家さんの茶畑で茶摘みをさせていただき、
手もみで紅茶をつくります。
お茶専門で茶樹を育てているわけではなく、
あくまで個人のお宅の畑なので、
「今年は手入れが行き届いてないの」とおばあちゃん。
確かに、去年と比較すると、草も伸びているし、
全体的に新芽が少なめでしたが、
茶畑をこうして開放してくださるだけでも感謝。
みなさん黙々と茶摘みします。
一芯二葉、美しい!惚れますね。
摘んだ茶葉はしんなりしおれさせて、揉みやすくします。
この工程、本来はじっくり一晩ぐらいかけて行いますが、
今日は大急ぎで。扇風機で風をおくってます・・・・
おや?茶葉に紛れて、黄緑色の小さな虫がもぞもぞ。
「ウンカ」です。初めてみました。
稲などにつくとあまりよくないウンカですが、
紅茶や烏龍茶など発酵茶にとって、
この虫の存在はちょっとポイント!
ウンカがかじった葉の傷の部分から自然発酵が進むので、
紅茶の香りや風味によい影響を与えてくれます。
むふっ!これは期待大です。
この工程のあいまに、ちょっとランチ。
能登町のフラットベーカリーさんのパニーニとサンドイッチ。
こういう作業中にいただくランチ、おいしいですね〜。
いえいえ、フラットさんのパンが絶品なんです。
はーい!いよいよ茶葉を手で揉みますよ!
揉んでいるうちに、葉がしんなりしてきて、
葉汁がでて、いい香りがふわ〜っと。
まだまだ揉んで、こんな状態で揉撚作業はおしまい。
なんですか!?この天然のアロマは〜
ほんと、癒されます。
約1時間揉み続けた手のひらも、いい香り!
このまま香りをつけて帰りたい(笑)。
そして、ここから赤須先生スタイルで発酵すると…
ほら、こんなに色の変化が。
香りもさっきの青々としたものとはまた違ってきて
奥深さが増しました。
ここで、現地での作業は終了!
あとは自宅へ持ち帰って乾燥します。
参加者のみなさんと和気藹々と加賀の紅茶を淹れて、
kanaさんお手製の米粉入りシフォンと
柳田村のブルーベリージャムでティータイム。
みなさんで記念撮影をして終了です。
去年はそのまま、赤須先生を囲んで民宿フラットさんで
和紅茶ディナーを楽しみ、
その後、夜な夜な能登の主人の実家のちぃさなオーブンで
苦労して乾燥したので、今年は何が何でも即帰宅デス(笑)!!
去年のワークショップの記事はこちら
>>>
和紅茶ディナーの記事はこちら
>>>
自宅のガスオーブンだと熱風であっというまに乾燥完了。
そして、おいしくなあれと、心を込めて作った
マイ手作り紅茶が完成で〜す!
白く見えているのはチップ(新芽)ですね。
去年のはまさにひじきっぽく、ただ黒々としていたけど、
今年のはまだグリーンがかった茶色のものも混じってて、
発酵の浅い紅茶にあるような、青っぽい香りもほんのり。
では、粗熱がとれたできたてほやほやの茶葉で
さっそく紅茶を淹れちゃいましょう!
さてさて、どんな出来映えかな?
手作り紅茶〜テイスティング編〜は、また明日。