金沢・しいのき迎賓館にて。
木村ふみ ティーサロン
「クリスマステーブルコーディネート2010」に
参加してきました。
食環境プロデューサー・木村ふみさん。
木村ふみさんは、テーブルトップコーディネートの第一人者として
食、アート、工芸、花など、空間を彩るあらゆる素材を総動員して、
人を快適にもてなす空間づくりをされている方です。
ハイアット系列ホテルの空間プロデュース、
FIFAワールドカップ公式晩餐会や
九州沖縄サミットの食卓の演出やしつらいを手がけるなど、
その活動は多方面にわたり、
他の追随を許さない足跡を残してきました。
ポール・ボキューズのデザートと紅茶をいただきながら
木村ふみさんのクリスマステーブルコーディネートの
お話を聴かせていただきました。
クリスマスの由来、テーブルコーディネートにつかう素材や色のこと、
ヘレンド社(ハンガリー)の食器のこと、
フラワーデザインのこと…
存在するものひとつひとつに、歴史があって意味があります。
木村ふみさんのその語りと
興味深い内容にすっかり吸い込まれ、
魅了されてしまいました。
洋と和、
ヨーロッパとアメリカ、
近代アートと伝統工芸など
異なる世界のものを絶妙なバランスで
配するその技は、
先生のあらゆる分野にたいする造詣の深さ、
すべてのモノを知り尽くしているからこそ
なせる技なのでしょう。
ただただ感心するばかりでした。
帰りみち、
赤やきいろのポプラの葉がはらはらと落ちる並木道を
ひとり歩きながら、
その余韻にひたりつつ、
また新たな世界が広がるのを感じたちぃさんでした。