しいのき迎賓館・ギャラリーにて
「ヘレンドと石川の工芸が出会う」と題して
木村ふみ先生のテーブルコーディネートと
ヘレンドのコレクションが展示されています。
そのイベントの一環として先日開催された
木村ふみ先生のティーサロン。
ヘレンドの歴史と魅力、石川に数多く残る伝統工芸との
共通点などを、ヘレンド日本総代理店の塩谷さんとの
対談形式でお話してくださいました。
「ヘレンド」はハンガリーが誇る最高級磁器。
そんな高級品・ブランド品、好きだったっけ?
わたしをよく知る人は不思議に思うでしょうね。
ご心配なく。ほんのちょっと心を磨きに行ってきただけ。
先月のクリスマスのティーサロンで
木村ふみ先生の卓越されたセンスを目の当たりにし、
その語りから心に響く言葉をいくつも見つけたとき、
この手で創られるモノを、語られる言葉を
もっと見たい、聞きたい!とただ純粋に感じたのです。
いかにも上品なマダムたちが集うこのティーサロン。
そのなかにひっそりと紛れて、
わたしなりに先生のお言葉を解釈し、
プラスになるエッセンスを得てきました。
それは先生が教えてくださったマメ知識であったり、
セッティングされた道具たちのイロやカタチであったり、
ヘレンドの器に描かれた小さな模様であったり、
合間にだされた紅茶やお菓子の味でもあったり…
わたし自身が良いと感じるもの、惹かれたものを
吸収してきたということです。
先生が創りあげるテーブルのすべてのモノは
あるべき姿(イロやカタチ)で、あるべきトコロにおさまっていて、
そこにはそうあるべき理由がしっかりと存在しています。
器が生まれた歴史や時代背景、かかわった人物など、
器にまつわるいろいろな物語を知ることで、
テーブルコーディネートにも意味が生まれ、
テーブルを囲む人々の話題も豊かになる、
ということを、先生のテーブルは閑かに語っていました。
「ヘレンド」の魅力にも存分にふれることができ、
今回も学ぶべきことがたくさんありました。
日々の暮らしのなかに、
ちょっとしたイベントに
ほんの少しでも活かしていけたらステキですね。
ビュッフェスタイルでいただいた
ポール・ボキューズのプチガトーとアッサムティーも
おいしくいただきました。
ビュッフェのときのスマートな紅茶とお菓子のいただき方も
よい勉強になりましたよ!