レッスンではその甘い香りと飲みやすさが人気!
地元の紅茶ということで、贔屓にしつつ、
応援してきた「加賀の紅茶」は、
今年6年目に入りました。
実はこれまで、加賀には紅茶の製造ラインがなく、
打越地区で栽培された茶葉は、
摘み取ったあと、すぐに冷蔵車で静岡・丸子へ運搬され、
国産紅茶では大変有名な村松二六さんの元で
製茶されていました。
それが、いよいよこの春、これまで緑茶の生産ラインのみだった
打越の製茶場に、新たに紅茶の製茶機が導入されました。
また、長く緑茶を作り続けてきた歴史ある
製茶場も美しく改築され、
昨日、そのお祝いの式典が行われました。
僭越ながら、私も紅茶に携わる一員として、式典に
お招きいただき、参加してきました。
祝!「打越製茶工場改築 並び 紅茶専用製茶機稼動記念式典」
テープカット。本当におめでとうございます。
昨日は式典でしたので、
製茶機の稼動は一部作業のみでしたが、
これに先立って先月10日に製茶機の試運転があり
その際に一日おじゃまして製茶の様子を見せていただいたり、
できる作業をお手伝いさせていただきました。
そのときの様子もまじえて、ちょっとご紹介。
摘んだ茶葉をしおれさせ(萎凋〜いちょう〜)、
機械で揉み(揉撚〜じゅうねん〜)、酸化発酵させて
乾燥させるのが製茶の工程。
青々とした新鮮な茶葉が、しんなりしてしっかり揉まれ、
なんともいえないよい香りとともに、徐々に青〜茶、そして
最後は黒っぽく仕上がっていく様子がわかりますか??
(あ、香りは伝わらないですね・・・残念です。
これがいい香りなんです、ほんとに!)
できあがったばかりの紅茶はみなさんで試飲しました。
まだ初稼動、試運転で、思うように工程が進まなかったり、
機械の調整をしながらの製茶作業でしたが、とりあえず。
なんだかこのお湯のみ、いい感じでしょ?
ちょっと懐かしくて、気取らない、普段着っぽさ、
好きです!!
それに、こういう何気ない風景も、私にはツボ!!
茶畑も見学させてもらいました。
このシーズンの茶葉の生育はすごいですね!
陽射しを浴びてぐんぐん育ちます。
5月10日の茶畑。まだ枝が透けて見えるほど、
まばらな芽吹き。
そして、こちらは昨日6月2日の茶畑。とっても青々してますね。
「加賀の紅茶」は、また新しい一歩を踏み出しました。
茶樹の力強い成長に比例するように、
また一歩、さらにもう一歩と前進していけるよう願っています。
そして、私自身も、
もっとたくさんの方に「加賀の紅茶」を知っていただけるよう、
「加賀の紅茶」のおいしさを伝え、情報を発信していかなければ、と
あらためて感じた一日でした。
このような式典にお招きいただき、
加賀の紅茶の新たな門出をお祝いできたことを
とても嬉しく、幸せに思っています。